1. こんな人に読んでほしい!医療保険、何を基準に選べばいい?
「医療保険に入った方がいいのは分かるけど、どれが自分に合ってるのか分からない…」
「保険料は抑えたいけど、もしもの備えもちゃんとしておきたい…」
そんな方のために、この記事では無駄な保険料をかけず、必要な備えだけをしっかり押さえるための「5つの判断基準」をお伝えします。
2. 無駄なく備えるために!医療保険選びの5つの基準
① 保険料は“生活に無理のない額”か?
まず大切なのは、払い続けれる金額かどうか。
医療保険は長期間の支払いが前提なので、たとえ月5,000円でも30年で180万円以上になります。
② 入院日額は「実際に必要な金額」か?
「1日1万円あった方が安心」と言われますが、5,000円でも十分というケースも。
保険を設計すると日額は1000円刻みで選べること(4000円や6000円など)がほとんどです。
また、公的医療保険(高額療養費制度)があるので、過剰な保障は必要ありませんが、高額療養費制度は収入によって限度額が異なります。自分が限度額がいくらになるのか一度確認しましょう。
✔目安:入院1日あたりの実費+生活補填に必要な金額を計算
③ 特約は“必要なものだけ”厳選しているか?
医療保険の最大のポイントは特約と言っても良いでしょう。保険料も特約内容で大きく変わります。通院保障、先進医療特約、がん特約…便利そうに見えますが、全部付けると保険料は一気に跳ね上がります。加入後は特約を追加出来ないことも多いので面倒でも特約については時間をかけてしっかり選びましょう。
✔目安:
- 先進医療特約 → つけても月100円程度なのでおすすめ
- 通院保障 → 日数や条件が厳しすぎる場合は不要かも
- 入院一時金特約 → 一泊でも入院したら設定した金額が給付されます。
- 女性特約 → 女性特有の病気で入院した時に日額が上乗せされます。現在では日額や手術だけでなく乳房再建術などのプラスαの保障も増えています。
- ガン診断一時金 → ガンと診断された時に一時金として金額が給付されるものです。
- 抗がん剤特約 → 抗がん剤を使用した時に給付金が出るものです。ホルモン剤なども含まれる場合が多いです。
④ 給付条件が“わかりやすい・使いやすい”か?
「1日入院で給付あり」「日帰り手術も対象」など、給付の条件が実際に使いやすいかも重要。
✔ポイント:
- 短期入院でも支払われるか?
- 特定の手術しか対象でないなど、条件が厳しすぎないか?
⑤ 保険期間と保障のバランスは取れているか?
保険には「終身型」と「定期型」があります。
例えば20代や30代では保険料を抑えられる定期型を選び、将来終身型への切り替える方法などもあります。
✔ポイント:
- 終身型:一生保障で保険料も上がらない。定期型の同年齢で比べると保険料は高め。将来見直すことが前提であれば、保険料の支払いも終身型にする方が良い。
- 定期型:保険料は同年齢の終身型に比べ安いが、更新のたびに保険料が上がる。大きな病気をすると見直せなくなる為、更新型を続けることになり保険料が上がり続けることになる。
3. 保険料をムダにしないために、見直したいポイント
- すでに医療保険に入っている人も、「本当に必要な保障」かチェック
- 特約をたくさん付けて高額になっていないか?
- 保険料のわりに給付される条件が厳しくないか?
4. まとめ|医療保険選びに迷ったら、5つの基準で見直そう!
保険の相談をたくさん受けましたが、その中でも医療保険で迷う方が本当に多いです。
面倒に感じてなんとなく加入すると、給付金を請求した時に「思ってたのと違う」ことになりかねません。
少し時間をかける気持ちでしっかり選びましょう。
迷ったときはこの5つをチェック
- 保険料は将来的にも無理のない額か?
- 入院日額は本当に自分に合った金額か?
- 特約を付けすぎたり、付け忘れたりしていないか?
- 給付条件はシンプルで使いやすいか?
- 保険期間と保障のバランスが取れているか?
この基準をもとに選べば、必要なときにしっかり使える、ムダのない医療保険が見えてきます。