MENU

初めての保険選び!失敗しないための基礎知識

目次

1. なぜ保険選びで失敗するのか?

「保険に入らないと不安だけど、どれを選べばいいのか分からない…」
そんな悩みを抱えている方は多いでしょう。

実際にそういった言葉から相談がスタートすることが多いです。

では、保険選びの失敗とはなんでしょうか?

「加入した後に保険を使う機会があったが思ったよりお金を受け取れなかった」とか、

「全く使う機会がなかったので、ただただ高い保険料を払い続けていた」とか。

きっとこんな思いをした時に「保険選びに失敗した」と強く感じるのではないでしょうか。

では、どんな人がこの「保険選びで失敗する人」になってしまうかというと、多くは次のようなケースではないでしょうか。

  • なんとなく「営業マンに勧められるまま」加入してしまう
  • 「貯蓄にもなるから」と、不要な保障がついた高額な保険に入る
  • 「安いから」と保険料だけで選び、必要な保障が足りていない

保険は、ただ加入すればいいものではなく、「自分に合ったものを選ぶ」ことが重要です。

この記事では、保険の基礎知識と、失敗しないための選び方を分かりやすく解説します。


2. 保険の基本知識を押さえよう

保険の役割とは?

保険は「万が一の経済的リスクに備えるためのもの」です。
貯金や国や行政の制度でカバーできない大きな支出(医療費・死亡時の家族の生活費など)を補うのが目的です。

生命保険と損害保険の違い

まずは基本的なことですが、保険には生命保険と損害保険があります。

  • 生命保険 … 人の生死に関わる保険(死亡保険・医療保険・がん保険など)
  • 損害保険 … 物や事故に関わる保険(自動車保険・火災保険・旅行保険など)

生命保険では死亡保険と医療保険は商品が違うと覚えておけば良いでしょう。

代表的な保険の種類

それぞれの具体的な保険の種類はこれらになります。

  • 死亡保険(定期・終身) … 家族の生活費を保障
  • 医療保険・がん保険 … 入院や手術の費用をカバー
  • 自動車保険 … 交通事故の補償
  • 火災・地震保険 … 住まいの損害を補償

ここでも細かく覚える必要はありせん。死亡保険と医療保険は違うものと覚えておけば良いくらいです。

3. 保険選びで失敗しないための3つのポイント

① 目的を明確にする

保険選びで失敗しないためには「何のために保険に入るのか?」を考えることが重要です。

  • 家族のため → 死亡保険(定期保険や終身保険など)
  • 病気やケガに備えるため → 医療保険・がん保険・就業不能保険
  • 貯蓄の代わりにしたい → 貯蓄型保険(ただし慎重に)

目的はシンプルに考えてOKです。目的が少なくても多くても気にすることはありません。

詳細は後からゆっくり決めれば良いです。

② 保険料と保障内容のバランスを考える

  • 保険料が高すぎると家計を圧迫
  • 保障が少なすぎると、いざという時に困る
  • 「掛け捨て保険+貯蓄(自分で運用)」の組み合わせもアリ

③ 営業マンの話を鵜呑みにしない

  • 「貯蓄もできるからお得です!」 → 本当にお得か比較が必要
  • 「この特約をつけたほうが安心です!」 → 必要な特約かどうか冷静に判断
  • 「今ならキャンペーンでお得!」 → 本当にお得か、長期的に考える

4. 具体的な保険の選び方(ステップ形式)

ステップ1:必要な保険をリストアップ

ライフステージごとに、必要な保険は変わります。

大まかな必要な保険の例をあげておきます。

ライフステージ必要な保険の例
独身死亡保険(お葬式代用)、医療保険、がん保険、就業不能保険、自動車保険、火災保険
結婚・子どもがいる死亡保険(お葬式代・生活費・学費用)、学資保険、医療保険、がん保険、就業不能保険、自動車保険、火災保険
住宅購入火災保険、地震保険、団体信用生命保険
老後死亡保険(お葬式・相続用)介護保険、医療保険、がん保険

ステップ2:保障内容を比較する

同じ種類の保険でも、保険会社ごとに内容が異なります。
比較ポイント:

  • 月額保険料 … 無理のない範囲か
  • 保障内容 … 必要な保障がついているか
  • 給付条件 … どんな時に保険金が出るのか

保障内容の比較はもちろん重要ですが、給付条件もとても重要です。

給付条件で保険料が大きく違う場合もあります。

ステップ3:実際に見積もりを取る

  • ネット保険の比較サイトを活用(無料シミュレーションが便利)
  • 保険ショップやFPに相談(ただし営業トークに注意)

ネットで比較したものに自信が持てない場合は、保険ショップやFPに見てもらっても良いでしょう。

ステップ4:契約前に確認すべきポイント

  • 告知義務(健康状態の告知に嘘をつくと保険金が下りない)
  • 解約時のデメリット(貯蓄型保険は途中解約すると元本割れすることが多い)

告知義務はとても重要なポイントです。なぜなら給付金の支払いに大きく関わることだからです。

もし保険ショップやFPで告知を適当に行う人が担当になった場合は、変更することをお勧めします。


5. よくある質問(Q&A)

Q. 独身だけど生命保険は必要?
A. 残された親族にローンや住宅引払い費用などの費用負担が大きいようであれば検討。親の介護をしている場合なども検討の余地あり。

Q. 掛け捨てと貯蓄型、どっちがいい?
A. 掛け捨ては貯蓄型に比べ安く手厚い保障、貯蓄型は貯蓄目的もあるが保険料が高い。どうしても掛け捨てが気になる場合は貯蓄型と比較し、その際はどのように貯蓄されていくかもしっかりと確認しましょう。

Q. ネット保険と対面販売の違いは?
A. ネットだけで手続きが完結できるかの違い。手続きの際には告知義務をしっかり守りましょう。保険料についてはネット保険だからと言って必ずしも対面販売より安いわけでもありません。最安を探したい場合は対面販売も調べてみましょう


6. まとめ:失敗しない保険選びのために

  • まずは「何のために保険に入るのか?」を明確にする
  • 保険料と保障内容のバランスを取る(高すぎてもダメ、少なすぎてもダメ)
  • 営業トークに惑わされず、自分で比較・判断する
  • ネットの無料シミュレーションや、複数の保険を比較できるサービスを活用する

最後に…
保険は「何となく」ではなく、「しっかり考えて選ぶ」ことが大切です。
まずは無料シミュレーションを試してみるのも良いでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

保険えらびはもっとかんたんにできる。

こんにちは!「hoken-easy」管理人のFP ryoです。
生命保険・損害保険・FP2級・住宅ローンアドバイザー・宅建士・行政書士など、保険や暮らしに関する資格を多数保有合格しています。

これまでに大型乗合代理店に10年以上勤務し保険に関わる相談を2000件以上経験してきましたが、多くの方が「難しくてわからない」「営業マンに言われるがまま契約してしまった」と悩んでいます。
そんな状況を少しでも変えたいと思い、このブログを始めました。

このブログでは、初心者の方でも「自分に合った保険」をスムーズに選べるよう、分かりやすく発信しています。

どうぞよろしくお願いいたします。

コメント

コメントする

目次